エスケープシーケンスや書式指定子を用いる事により、見栄えある表示が出来ます。
- 式 a = b+1
- 文 a = b+1;
- 文のブロック
- 関数のブロック
変数を扱う場合、変数に対して型の指示が必要になります。
型指定子 | 扱える数値の範囲 | バイト | |
整数型 | short unsigned short |
-32768~32767 0~65535 |
2 |
Long unsigned long |
-2147483648~2147483647 0~4294967295 |
4 | |
int unsigned int |
システムによる | 4 (2) |
|
実数型 | float double |
+/- 3.4*10-38~3.4*1038 +/- 1.7*10-308 ~1.7*10308 |
4 8 |
文字型 | char unsigned char |
-128~127 0~255 |
1 |
エスケープシーケンスとは、printfで文字やデータを表示する時
printf(“おはよう”)
printf(“こんにちは”)
printf(“こんばんは”)
これを実行すると
おはようこんにちはこんばんは
のように数珠繋ぎの様になってしまいます。そこで改行の命令を加えることで改行できます。また、“”(ダブルクォーテーション)を表示させる様にする指示する命令コードをエスケープシーケンスと言います。
書式 | 動作 |
\n | 改行 |
\\ | \ を表示する |
\“ | “ を表示する |
\‘ | ‘ を表示する |
%% | % を表示する |
\0 | NULL 文字 |
※ \ でうまくいかなければ / でできます。
書式 | 動作 | 型指定子 |
%d | 符号付き整数を表示 | int |
%u | 符号なし整数を表示 | short |
%x | 16進数表示 | short |
%o | 8進数表示 | short |
%f | 実数表示(小数表示) | float |
%lf | 実数表示(小数表示) | double |
%c | 文字表示(1文字) | char |
%s | 文字列表示 | char |
○ 変数の宣言
型 変数 ;
int a; 整数
int型の変数aを宣言する
float b; 実数
char c; 文字
○ 変数の代入
変数 = 値 ;
a = 3 ; 整数
変数aに3を代入する
b = 5.2 ; 実数
変数 = ` 文字 ` ; 文字
c = `A’ ;
◎ 変数の宣言と変数の代入を同時に行う場合
型指定子 変数 = 値 ;
int a = 3 ;
int型の変数aを宣言し3を代入する
宣言と代入を同時に行うことを「変数を初期化する」と言います。
例
・ int a; int b; ⇒ int a, b ;
・ int a; a =2; ⇒ int a =2;
・ int a; a =2; ⇒ int a =2, b =3;
・ int b; b =3;
○ 変数の表示
printf(” この値は 書式指定子 ” , 変数);
変数の型指定子と同じ書式を選んで下さい。
printf(” この値は %d ”,a); 整数
printf(” この値は %f ”,b); 実数
printf(” この文字は %c ”,c); 文字
#include<stdio.h>
int main()
{
int a;
float b;
char c;
a = 3;
b = 5.2;
c = 'A';
printf(" この値は %d " , a);
printf(" この値は %f " , b);
printf(" この文字は %c ", c);
}
test002.c の 実行結果
この値は 3 この値は 5.200000 この文字は A
改行の指示がないと繋がって表示されます。よって改行 \n を加えると改行されます。
printf(“ この値は %d \n ” , a);
printf(“ この値は %f \n ” , b);
printf(“ この文字は %c \n ” , c);
《 test003.c 》
#include<stdio.h>
int main()
{
int a;
float b;
char c;
a = 3;
b = 5.2;
c = 'A';
printf(" この値は %d \n" , a);
printf(" この値は %f \n" , b);
printf(" この文字は %c \n" , c);
}